己すらも殺す毒

週末はまたしても軽井沢へ。こんなに短期間に軽井沢へ行ったのは
初めてである。とは言っても今回は嬬恋。正確に言えば
軽井沢経由の軽井沢を標榜しているマングだ。情けない。
信越の威を借りるとは。まぁいい。


紅葉狩りに最適シーズンのせいか、道路は超渋滞。
渋滞に巻き込まれるのも久しぶりであまり一般的な行動をしていない
自分に少し満足した。


さりとてたまには一般的な行動も良い物で
道中紅葉が美しい。こちとら気楽な乗車人とくら。


宿は浅間山がドーンとみえるベストロケーション。
少し日本離れしているようなところだ。コテージもなかなか・・。
さすが嬬恋、我がマング・・と思ったところが、
コテージに入るやいなや、カメムシくんがお出迎えだ。


宿のオーナー曰く「森を切り開いたから」らしいが、
そんな切り開きたてにもみえない。単に「そういう時期」なのだろう。
早速カメムシバスターが結成され、掃除機で次々と吸い込むも
吸い込まれたことに大混乱したカメムシ君、命の限りに
悪臭を発生し、チープなバーストグッズ、掃除機から
あらん限りの悪臭を放っている。


パクチー臭いと大騒ぎだが、パクチーがさほど嫌いでもない
オイラはさほど気にならないのだった。


よくカメムシの大量発生は聞くが、大量殺戮の方法は
なかなか開発されないようだ。思わず調べてしまう。
お悩みの方は多いらしく、人力検索でその手の質問は
見かけるが、どうも答えはないようだ。
天敵がなんとか蜂らしいが、なんとか蜂を活かした
駆除方法はない。


臭いくらいしか、害がないのが駆除する側を本気にさせないのだろう。
単なる臆病虫が混乱して悪臭を放つ。この悪臭、
仲間に危険を知らせることも目的としているようだ。


ちなみにビンにカメムシを閉じこめておくと
己の悪臭で死んでしまうらしい。なんとも間抜けな虫である。


結局、誰もカメムシの存在を気にしなくなる。
そんな感じでずっときたのだろうか。カメムシコロニー。