折り目正しき英会話

このたび初めて外国人ばかりの会議に参加をした。
山ちゃんの仕事関係なのだが、山ちゃんだけで担当していて
山ちゃんに何かあるとマズイというのと、営業的な意味も込めての
参加である。


東京へ出たての頃、キャッチ同然でつかまったNCB英会話教室
(既につぶれているらしい)へ通い、ここ数年は海外旅行・・
結構意味わかるんじゃ?と思っていた。


しかしだ。


さっぱりです。
まったく意味がわかりません。
かろうじて、座長の人が項目名を言ってくれるので
どこを議論しているのかわわかる。しかし何を言っているのか
さっぱりわからない。単なる置物である。


月曜日から金曜日のつづきもののため、初日は山ちゃんと
一緒だが、翌日から2日間はオイラだけの予定・・・
絶対に無理だ。迷惑をかけてしまうと暗澹とする。
皆はわかっているのだろうな、とオドオドしていると
お客さんもわかっていないようだ・・何のための会議・・


山ちゃんが日本人てさー英語がもっとわかれば
良い提案とかできるんだろうね、と言う。


休憩時間にシンガポールのおっさんが話しかけてくれて
「キミはどこの所属なの?」とのこと。なんとか所属を答えるが
「ではおっさんは?」が言えない。おっさんもバツ悪そうに
去っていく(泣)


で、今日、国家の品格のあらすじを読むと
国際的になるには、英語力ではなく、しっかりと日本語や
日本の伝統を学ぶことだ、というようなことが書いてある。


しかしオイラは否と言いたい。


英語がわからなければ、外国の文化だってわからない。
相対化によって、日本の良さがわかるのではないのか?
井の中の蛙が自慢をするなんていうのは滑稽ではないのか。
きっちり、英語を聞けるようにすると同時に
日本文化を学べば良い。


とは言っても、英語をぺらぺらな日本人が
普段は陰気なのに、急に「オゥノゥ!」なんて言っているのも
なんだかおかしい。


要は折り目正しい態度で英語を話せるのが良いのでは
ないのかと思う。「thank you」と深いお辞儀。
これではないのか。