なべなべなべ

実家の庭から夏みかんをもいできて
無農薬夏みかんマーマレードとしゃれ込もうと
たーくさんある種をクツクツ、ペクチンを取る。


苦い苦い皮をうすーく切って何遍も水にさらして
苦みを取る。ここまでに既に1日。


やっと、砂糖を加えて、クツクツ煮える。
アメーズィングな薫。たまらんな〜、と
ここで一風呂浴びようか・・・・、・・・・あ〜良い風呂。
って焦げてるやん、と大ショック。汎用性の高い琺瑯鍋に
黒と橙の二層ができあがった。オイラの仕事って
いつもこんな感じだよな。肝心なところで我慢が足りない。


気を取り直して、化学者としての知見を活かして(別に主婦でもやっている)
汎用性の高い琺瑯鍋を救うべく、まず酢で似る→ダメ。
炭酸水素ナトリウム(重曹;わざわざ化学名で書いてみたイヒヒ)
→(知識をひけらかすも)ダメ。


汎用性の高い鍋は黒と橙の二層とともに雑ゴミと化した。
果物を煮るときにも使えて、みそ汁にもちょうど良かった鍋。
グッバイ鍋。シクシク。


ここは気を取り直して新たなる鍋を探すべし、だ。
しかし迷う。前から欲しかった柳宗理のなべにしちゃうか。
いや、宗理の鍋は果物煮られるのか?ステンレスなら良いわけか?
それでも化学者か・・、良くわからんなぁ。


鍋を探しているうちに次々と欲しい鍋が出てくるもので、
浪費魂に火がつきそうだ。ル・クルーゼの20cm鍋。
はかせなべ(加熱は少しで保温機能の高い鍋)。
圧力鍋。


トミーに相談したところ(トミーかなりの料理名人)、
はかせなべは暖かい時間がしばらく続くが、腐りやすい中温度も
しばらく続くので一人暮らしには向かないとのこと。
さすがブラザー、相談して良かったぜ。


しかしだ。迷いすぎて今のところ何の鍋も買えていないのは
言うまでもない。