無感動に

ハッピーバレンタイン〜えっへっへへ。


今日は楽しいバレンタインということで、
外部でじじい15人に囲まれて会議だった。
鼻をつく加齢臭、きらめく白髪、頭皮。
あぁなんて良いバレンタイン。


月曜日に無意識に伊勢丹へ向かい、
とにかく沢山入っているチョコレートを手にしていた。
そう、そうはオイラの可愛い15人のじじいのために。
あとは2つ、デメルのチョコをオイラの可愛いアザーじじいズのために。


家に帰って、1デメルを梱包。それを無意識に武蔵野郵便局まで搬送した。
郵便局員に「壊れ物ですか?」と聞かれ、ふと意識を取り戻し、
「こ、壊れる?」とつい声を荒げてしまう。
(そう壊れやしませんが、溶けます)。結婚前に「切れる」だの
「壊れる」だの言われたような気分だが、1デメルを送る
じじいにそんな劣情がある訳もなく不思議な気分がした。


今日は朝9時に会議会場へ到着、埴輪並みの表情のなさで
“とにかく沢山入った”チョコのつつみをあけて、
2個ずつ配るオイラ。続いて会議の資料だ。ある意味チョコも
資料の一環ネ。


次々と現れるハゲ、白髪、ハゲ、白髪、ごま塩、ごま塩、・・に
にこやかに挨拶をする。大阪ごま塩が「これ、keytaさんからの
プレゼントでっか?」と明るくからんでくるので
ムツゴロウさんのような気分と笑顔で「せこくてえらいすんまへん」
(ヨッシャヨッシャ)と言ってみる。「ま、こんなもんでっしゃろ」とごま塩。
しかし喜んでいるのがわかり少し嬉しい。


会議が始まりふとみると、横浜ごま塩がチョコを貪り喰っている。
(腹へってんのか?)と切実なところでチョコが2個なことが
少し申し訳なくなる。


会議が終わり、オイラに近づく兵庫白髪。
「これあげる」とくれたのは、95円のバナナだった。
早速お返しを頂いたのだ。