物干しと掃除機

土曜日にスキーへ行ったので、仕方なく日曜日出勤した。
新聞がポストに入りっぱなし(ヨシ、セクハラは来ていない)。
休日出勤で既にテンションはがた落ちだが、若干上向く。


聖飢魔Ⅱを爆音で聞きながら、底打ちしたテンションを
鼓舞しつつ仕事をする。


「ガチャリ」セクハラ社長が現れた。
テンションの底辺を振幅していたテンションが死亡。
チラリと会釈をして仕事を続ける。


次の瞬間、セクハラの妻が現れる。
娘1、娘2。家族で休日出勤かよ。


ニコリともしないセクハラをよそにちっさい奴が
掃除機をかけている。セク妻が窓を拭いている。


家族(が)サービス?


聖飢魔Ⅱを聞き続けていると、足下ががさがさ。
ちっさい奴がオイラの足下まで掃除機をかけている。
あ、ありがとう・・・。ほんとにありがとう。


でもその掃除機ちょっとパワーないみたい。
そりゃそうだ、ハンディータイプだ、弊社の掃除機は。


新しく入ったパートのチョウさんが「掃除機が欲しいです」と
いうので、セクハラに「買ってイイッスか〜?」と気易く
聞いてみると、「場所を取るじゃない」から始まり
「それなら物干しの方が欲しいよ」と言う。


物干し?


「だってボク、休日に自転車で来るから、そのとき
汗をかいたTシャツ干したいじゃない」



・・ってどんなプライオリティーだよ(自分で買えよ)。
※翌日たまたま、ゴミ捨て場に“物干し”が捨ててあったので
拾ってきてやったら、超喜んだ。
天才のひねくれを発揮するなら、別のところにしてくれよ、と
言いたいのだった。


ちなみにチョウさんの掃除への欲求は強すぎるらしく、
先日セクハラが外出のときに、自宅から持参したコロコロで
セクハラの席の周りをコロコロ、コロコロ。


来週の月曜日はセクハラが外出なので、
オイラの家の掃除機を持っていこうと思う。