壊れそしてバイキン扱い

keyta2006-07-22

アスワンから寝台列車でカイロへ向かう。
ルクソール、アスワンとは比べ物にならない都会だ。


やっとこピラミッドを観てラクダに乗る。
ピラミッドが思ったより都会にドーンとあるので驚いた。


その後、ハンハリーバザール(市場)へ行って
値切りすぎてエジプト人に「アリババ〜」と
いわれるが気にしない。
そうしているうちに旅も最終日へ。


ハンハリーバザールでレモンジュースを
飲んだくらいからなんとなくだるくなる。
しかし、最終日ということでこれまで飲めなかった酒を
飲もうとホテル内のイタリア料理屋へ。
キンキンに冷えたステラビールを飲んだ瞬間、
指先がピリりとする。


五臓六腑に染み渡るうまさだぜ。


それから、白ワインをグラスに一杯。これまたキンキンに冷えていてうまい。
エジプトでは暑いくせに飲み物がろくに冷えていない。しかも生水がやばいせいか
飲み物に氷が入っていない。久しぶりに飲んだヒエひえの酒はうますぎる。


でもなんだかだるい。


で、帰国日の朝起きると見事に下痢だ。
食べた瞬間、トイレに行きたくなる。あぁ!人って筒なのねと思う瞬間であった。
関西空港の検疫で下痢を申告すると、ペラっと一枚紙を渡される。
「下痢を伴う注意すべき感染症赤痢コレラとある。


それから、5日間くらい下痢で悩まされ、一枚紙の恐怖が頭をよぎる。
もしや、コレラじゃ・・熱がないからコレラじゃ・・・
不安に感じたので、会社で山ちゃんに「下痢止まんなくてコレラかも
しんねぇっす」というと、山ちゃんの血の気がサーっとひく。


「医者行ったほうがいいですかね?」ということ
「行った方がいいよ、というより行ってくれ」とお願いされ
すごすご内科へ。


語るも無残な細菌検査をされる(内容は自主規制)。


そして、検査結果が出る昨日まで、まるでバイキン扱いである。
一番ひどいのは若子。「うちでは私までコレラ扱いですよ」


「ご、ごめん」と謝るも悲しい。


とまぁ、最後は尻つぼみ?だが、イスラム教徒のエジプト人
妙に明るくて、彼らを見直した旅だった。
写真で命をやっているのがオイラ(初登場)。