中間管理職に五十六降臨

先日若子から死にそうなメールがあり、
ピンと勘が働いてセクハラ社長に電話。
社長が言うには、社長が頼んでいた仕事のファイルが
消えてしまってビビビビビェーーーンと泣きべそを
かいたとか。泣きべそ若子を尻目に「消えたもんは
しょうがないじゃない」と冷たく言い放って帰ったと社長。
アンタさぁ・・・。ま、泣くほうも泣くほうだが。


セクハラ社長は乙女レベルで機嫌が変わりやすいため
この日は丁度最悪の日だったようだ。


しかし、この一件でさすがに社長も考えたらしく、
「僕が直接指導しない方がいいかもしれない」と不気味に
オイラにささやいてくる。


オイラはオイラで「やっぱ、ナンバーツーの山ちゃんが
みるのがいいんでしょうね」と軽く回避ジャブを打つも
結局無視されたようで、先日から「若子の面倒見ろ」メールが
ビシビシ飛んでくるようになってしまった。


どうせ、社長に文句を言っても、「keytaくん、キミのためでも
あるんだ」とか言うに決まっている。テメェの手に余った
だけだろうが。


そのときふと、客先の会議室に貼ってあった山本五十六の言葉が
心に浮かぶ。


「やってみせ、言って聞かせて、やらせてみて、褒めてやらねば、人は動かじ」


これをみたときは、もっぱら、褒められるべきは自分であって
社長に向かって「たまには褒めてくれねぇと動けないよ!」という
発想だったが、違った感慨を持って五十六の言葉が降臨した。


教育方針は五十六モードでいこうと決めた。
そしてウィキで五十六のことを調べるとなんと今日が
五十六の命日だとか。思わずゾゾーっとした。


※ちなみに五十六の名前は、五十六が産まれた時の
父親の年齢が五十六だったかららしい。適当だな。