かぞくのかたち (伊香保その3)

ぼやっとしていたら伊香保から10日もたってしまったではないか。


キヨヂの挨拶で伊香保の旅もしまり
祖父母は前橋へ、オイラと母さんは苗場にスキーへ、
二番目の叔母さんといとこは伊香保散策へ
末っ子の叔母さんとマイヅルは軽井沢へ(その後豪州へ)
散っていった。
※末っ子の叔母さんとマイヅル以外は夕食に再集結するが。


夕食後、オイラは翌日仕事のため府中へ帰る。
キヨヂの妻マサコ(祖母)はボケが進行中のため
いつも別れるときは漠然とした不安に包まれる。
歳をとったせいか涙腺がゆるゆるなので奥歯をギュッと噛んで
泣かないように「次はゴールデンウィークだから」と
笑っていった。


二番目の叔母さんといとこに駅に送ってもらいながら
二人の会話を聞きつつ、家族っていいよなーとまた悦に入り
ウルッときてしまう。歳だぁ。


いとこは一族唯一のB型で独自の感性を持った人だ。
二番目の叔母さんへのそっけない態度にもほんわりした
愛情を感じる。それを感じるのがオイラは好きなのだ。


ゴールデンウィークまであと一月弱。
府中へ散った家族の破片はマング王国へ帰る。
って、なんかおセンチ(死語)なオイラ。


(おまけ)
先週の木曜日に母さんが府中へ上陸し
キヨヂとマサコの暑苦しいラブラブぶりの話を聞く。
オイラの母さんと父さんは離婚してるが
その報告をキヨヂとマサコにしにいき
「なぜ離婚?」と聞かれ、「触られたくないから」と答える母さん。
すると「マサコまだやってるよ」と答えるマサコ60代。
さらに「父さん(=キヨヂ)うまいもん」とたたみかけるマサコ60代。
離婚を報告した娘に父さんの床上手ぶりを自慢するマサコ・・あぁマサコ。


(終わり)