繁栄の花

少し前にオイラの会社は個人事業から有限会社化したので
決算とかが難しくなったらしく、会計士の先生に
世話になるようになった。


とは言っても、オイラは平社員に変わりないので
社長と山ちゃんが対応している。


会計士の先生が来るまでは会計ソフト弥生を
使っていたのだが、決算が終わりそうになったときに
先生がTKC全国会の会計ソフトを薦めているようだった。


しかし折角今まで弥生で入力したものがあるのだから
わざわざ変えなくてもいいような気がしたが
あっけなく上層部はTKCソフトへ変えたようだった。


それからというもの会計士の先生のところの
丁稚みたいなヤツが定期的に来て、バージョンアップとか
言ってこちゃこちゃやっているが、山ちゃんの話などを
聞いていると丁稚が来ないと3月分が入力できないとか、
なんとか。


ってさぁ。


会計士ってきちんと決算できるように指導して
無駄な税金を払わなくて済むように指導するんと違うん?
わざわざ自立して決算ができないように仕向けてる
ようにしか見えないんですけれど。これってオイラが
会計を判ってないだけ?


社長なんて「一般人には使いづらいようにしているのかな?」とか
自分に言い訳してるし。


まったく。案外権威に弱いんだから。ブツブツ。


中学生の時だったか、国語の教科書に
宇宙人が地球にやってきて「友好のしるしでーす」と言って
“繁栄の花”をプレゼントしてくれるが、これが、
実は猛烈な繁殖力で、しかも、宇宙人の星にしかいない蜂で
ないと枯らすことができないから、ずっと蜂を輸入する
しかなくなるちゅうオチの話があったよな。


TKCソフトも繁栄の花じゃないことを祈りますがね。