おいしいロンドン
ついに来週末はロンドンへ旅立つことに。
行くくせに何だが、ブランドものにもファッションにも
絵にも、音楽にも興味がないオイラにとって
先進国の旅はどうも目的がしぼりきれない。
料理がうまいフランスもイタリアも値段が高くて
「まぁお得だわね」的感覚がないのが痛い。
しかも、ロンドンは世界的に有名な「料理のまずい国」だ。
ロンドンも名誉を回復すべく、ガイド本には
「”最近は””うまい”ロンドン」とかむなしい・・。
ま、平均的にまずい感は否めない。
(じゃ、なんで行くんだよ?そりゃ色々あるんさ)。
だが、ある本に出会った(しかも100円、立ちくらみするほどお得)。
林望の「イギリスはおいしい」だ。古本屋で100円均一の山に
ほおられていたが、これに出会えたのはまさに幸運。
- 作者: 林望
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1995/09/08
- メディア: 文庫
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まずは一通り、イギリスの料理まずさ、及び
イギリス人の料理センスのなさについて考察がしてある。
まず、やつらの辞書には「塩梅」という文字がない。
そして、「歯ざわり」に関するこだわりがないということだ。
これだけ言うと「やっぱ、おいしくねぇじゃん」だが
読み進めていくと「変えていないうまさ、手の加えていない
うまさ」がイギリスにはあることに気がつく。
また、イギリスでは食事にがっつくのは「下品」なことだとか。
そういわれると、四六時中食事(や酒)のことばかり考えている自分が
豚のように思えてくる。さらに化学調味料や品種改良におぼれた日本が
豚小屋のように思えてくるのだ。
ということで、がっつきに注意しつつ、おいしいイギリス
ゲロマズなイギリスを体験してみたいと思う。恐らくめまいのする
ゲロマズな物に出会うんだろう・・ね。
(おまけ)
全然知らなかったが、ロンドンで2012オリンピックが決まり
エジンバラでサミットが・・そしてロンドンでテロが・・なんだかロンドンが
騒がしい。犠牲になった人はかわいそうだが、サミットの首相が
並んで、テロ撲滅とか・・石原都知事が超集積都市東京のテロ警戒とか・・
いつからこんなことになっちゃったんだ。なんか違う気がする。