おいしいロンドン

ついに来週末はロンドンへ旅立つことに。


行くくせに何だが、ブランドものにもファッションにも
絵にも、音楽にも興味がないオイラにとって
先進国の旅はどうも目的がしぼりきれない。
料理がうまいフランスもイタリアも値段が高くて
「まぁお得だわね」的感覚がないのが痛い。
しかも、ロンドンは世界的に有名な「料理のまずい国」だ。


ロンドンも名誉を回復すべく、ガイド本には
「”最近は””うまい”ロンドン」とかむなしい・・。
ま、平均的にまずい感は否めない。
(じゃ、なんで行くんだよ?そりゃ色々あるんさ)。


だが、ある本に出会った(しかも100円、立ちくらみするほどお得)。
林望の「イギリスはおいしい」だ。古本屋で100円均一の山に
ほおられていたが、これに出会えたのはまさに幸運。

イギリスはおいしい (文春文庫)

イギリスはおいしい (文春文庫)


まずは一通り、イギリスの料理まずさ、及び
イギリス人の料理センスのなさについて考察がしてある。
まず、やつらの辞書には「塩梅」という文字がない。
そして、「歯ざわり」に関するこだわりがないということだ。


これだけ言うと「やっぱ、おいしくねぇじゃん」だが
読み進めていくと「変えていないうまさ、手の加えていない
うまさ」がイギリスにはあることに気がつく。


また、イギリスでは食事にがっつくのは「下品」なことだとか。
そういわれると、四六時中食事(や酒)のことばかり考えている自分が
豚のように思えてくる。さらに化学調味料や品種改良におぼれた日本が
豚小屋のように思えてくるのだ。


ということで、がっつきに注意しつつ、おいしいイギリス
ゲロマズなイギリスを体験してみたいと思う。恐らくめまいのする
ゲロマズな物に出会うんだろう・・ね。


(おまけ)
全然知らなかったが、ロンドンで2012オリンピックが決まり
エジンバラでサミットが・・そしてロンドンでテロが・・なんだかロンドンが
騒がしい。犠牲になった人はかわいそうだが、サミットの首相が
並んで、テロ撲滅とか・・石原都知事が超集積都市東京のテロ警戒とか・・
いつからこんなことになっちゃったんだ。なんか違う気がする。