バナナのちから

先週末に珍しく年上の友人と呑んだ。


その友人は先々週末につき合っていた人に振られて
しまったということで緊急会合が持たれた訳だ。
非常に涙もろい人(特に酒を飲むと)なので、
豪雨並の涙を覚悟していたが、なんだか冷静というか
ぼーっとしているようだった。


経緯を聞くと、つき合っていた人が完全な
人でなしなので、結果的に良かったとは思うのだが
こういったたぐいの話はいくら相手に非があったとしても
ボディーブローのように効いてくるので
時間を掛けて気持ちを癒して欲しいと思う。


呑んでからオイラの家に泊まりに来て、翌日はずーっと寝ていた。
初めて泊まりに来たので友人がどんな風に寝る人なのか
不明だったが、何かが友人を眠らせているんだろう、と
ほっておいた。結局夕方まで寝ていた。


しかし、どんなにショックな事があっても食べて呑んで寝ている
姿を見ると人は強いし、生きる力が備わっているモノなんだな、と思う。


別の友人にも同じようなことがあったとき、死ぬほどショックだったが
たばこにも酒にも走らず、結局お腹がすいてバナナを食べて生きることを
決めたらしい。笑い話のようだけれども、こういうバナナの力が重要なんだろう。