なぜしゃくれた

ぼんちゃんの鉄道関係の絵本を見に
ブックオフへ。


いくつか好みそうな本が見つかり、
ふと見上げると江戸川乱歩の少年探偵シリーズが。
オイラが小学生のときにシリーズすべて読破したものだ。
どれもすっかり内容を忘れてしまったが、
確か殺された人が蝋人形にされている話しが
一番気に入っていた。でもそれはなかったので
「青銅の魔人」を買って久しぶりに読んでみることに。


最近と来たら、本の装丁がことごとく「萌系」になっている
ことに辟易していたが、新装丁だったものの、テイストは
変わっていないので安心して買うことにした。


読み進めて、不気味な雰囲気がやっぱり良いね〜と
悦に入っていたが、挿絵が・・・


表紙の青銅の魔人とは似ても似つかぬ奴が・・・
「三角型をした大きな鼻、三日月型に笑っている口、
目の玉ではなくて、ただ真っ黒な穴のようにみえる両眼、
三千年前のエジプトの古墳から掘り出して来たような、・・」
とあるが、本当にツタンカーメンを描写してどうすんだ。
その顎はなんなんだ。その温かい笑顔はなんなんだ。


やっぱり昔版だな・・・。