執拗萌芽
あと一ヶ月ちょいでクリスマス。
早くも街にはクリスマスムードが溢れかえっている。
トミーもJrへのプレゼント買わなくっちゃなどと
良いお父さんブリを発揮している。
オイラも息子にプレゼント買いてぇよ。
最近欲しいものはラグビー部の高校生の息子だ。
なぜなら、沢山ご飯を喰うだろう。
オイラは沢山喰う生命体にエサをやるのが好きなのだ。
話がそれた。
オイラは小学校1年のときにサンタの存在を疑い始めた。
ということで、サンタが入ってくるであろう窓際に
密かに白い紙をセット。サンタのブーツ跡がなければ
サンタは嘘だと決めることとした。
12月25日朝そこに足跡はあった。
そして枕元にはメカニカル筆入れ(色々なところが開いて虫眼鏡だの
鉛筆削りだのが出てくる筆入れ)が。
少し(かなり)センスは悪かったが、その足跡に感激したオイラ。
窓の外にある斜めの屋根(幅70cm程度)に片輪?だけ不安定に乗る
サンタのソリを想像していた(ちなみにトナカイは二頭立てなので
一頭ずつ縦列駐車を想像)。オイラの頭のなかには
白紙に気が付かず、ブーツで踏みしめるサンタの姿が
鮮やかに思い浮かんだのだった。
翌日。
友人から「うちにはサンタが来なかった」と聞かされ
「窓を開けておいたか?」と確認し、「開けていなかった」という友人に
「日本は煙突がないのだから窓を開けておかねば入ろうにも入れない」と
熱弁をふるったのだった。執拗に。
あれからうん十年、オイラは今でも執拗です。