栗を煮て父を想う

栗ご飯を作ったが、4合分も作ったというのに
まだ栗がある。そこで栗の甘露煮を作っている(今)。
なんとなく甘露煮。作っているものの使い方がよくわからない。
蒸しパンとかに入れるイメージ?


ネット検索をする(今)。


保存しておいて、栗きんとんにするのだな。
今年は手作り栗きんとんに挑戦してみるか、
いや、栗が剥けるほど手ぢからがあるうちに
おせち料理を作ってみるか、という
実現しそうにもないことを思ってみた(栗を煮ているからヒマ)。


おせちで妄想を膨らませていると
昔、(離婚した)父親が正月に尋ねてきたときのことを思い出す。
実家では惰性のように毎年買ってきたおせちをお重に詰めていた。
ある日、弟と「伊達巻っていらなくねえ?」と話していた。
そんで「もりお(犬)にやるか」と言って、伊達巻をちぎって
もりお号に食わせていた。すると別居オヤジが「待て待て俺が食う」
というではないか。そして雑煮に入れてうまそうに食べている。
そうか、お前が毎年消費してたんか。


伊達巻を好んで食うのは犬と父


一句できちゃったよ。
今年は伊達巻を作ってみるか、とはいっても
オヤジに食わせる方法はないんだが。
さて、栗が煮えたかな。