ビーバップ民族問題

井筒監督の「パッチギ」を観てきた。
ケンカシーンが多くてビーバップハイスクールを彷彿とさせる。
ビーバップハイスクール愛好者だったので(特にキクちゃん)、雰囲気は良かった。
テンポも良い。ただ何かわからぬ違和感が・・・。
※ビーバップは窪塚くんらによってリメイクされているらしい。
 勿論、オイラが愛好していたのは中村トオルのやつだ。


んでわかった!(以降ネタバレあります)


在日朝鮮人の子が死んでしまって葬式のシーンで
死んだ子の友達の日本人の子が在日朝鮮人の親せきの人達に、
戦時中の強制連行の話で責め立てられる部分だ。


テンポが良すぎるので、テンポに流されて
「責め立てられる」→「仕方ないか」的な流れが構築されるがそうではない。
在日朝鮮人の子が死んだのは交通事故だ。
その前に日本人の子にふくろにされて逃げている最中ではあるが
ビーバップなので、朝鮮人の子も相当日本人の子をのしちゃっているのだ。
要するにヤンキー同士のケンカなのだ。


ただのビーバップでなくすために、重いテーマを混ぜ込んだところは
安易というか、巧いというか。井筒監督に巧いことやられちゃいました。