ながしのルンペン

先日いつものとおり、近所をブラブラ散歩していると
向こうからルンペンのようなおじさんがやってきて
ぼんちゃんに「可愛いねぇ〜」と言う。


おじさんが声を掛けてくるのは珍しいなぁと
思っていると


「この子は大物になるよ」と力説し始める。
さらに「名前はなぁに?」と聞いて、画数も聞いて
姓名判断を始める。メモ帳と鉛筆(競馬場のやつ)を出して・・


「この画数は興産運ですよ、云々云々・・・」
そこから、オイラとダーリンの名前、誕生日まで
言わされ家族丸ごと強制的に占われる。


途中から(こりゃ宗教か、ハンコ売りか、
天罰が下る的なことを言われたらイヤだなぁ・・)と
思い始める。延々と喋り続けるおじさん。


「アナタはやればできるって言われるでしょ。」
「でもやらないでしょ。」
「でも誰かが助けてくれたでしょ。」
「資格をとった方が良いよ。」云々云々・・・


(ユーキャンの回し者?)


(「ママもう一度働きたいのby富田靖子」みたいなー?)


ぐったりしたころ。


「僕もあんまり見てあげないんだけど、人相の良い人が
いるとタマに見てあげるんだよ」


「それで見てあげた人は不思議と何年も経ってあったりするの」


「でね、小銭でも良いんでさ」


(やっぱりかーーーー)


ぐったりしたオイラはスッと500円渡しちまいました。


「じゃ、一応もらっとくわ、グッバイボーイ」と
立ち去るおじさん。


馬券当てろよ。グッドラックガーイ。