ギャルに挟まれて座りたい

サイタマーになったことに伴って、電車通勤の開始である。
ほどほど空いている武蔵野線で乗り換えなし。行きは武蔵浦和から、
帰りは始発で座れるので読書時間に最適で悪くない。


武蔵野線は両サイド7人がけシートなので
となると、席のポジショニングが重要となってくる。
行きは目の前の空いた席に座るので選びようもないが、
帰りは始発なので選び放題である。


端っこが良いように思えるが、これはなんどか
繰り返すうちに、隣にデブリーマンが座ったりすると
クッションが傾き、更にデブリーマンのほうへ寄らないように
するために身体を垂直に保とうとすることで
腰への負担が避けられない、ことがわかる。


となるとやはりこぎれいなギャルの間に一つあいている席に
座るのが最適である。その場合、化粧を車内でしださない程度の
品を兼ね備えていることが選定の決め手だ。


武蔵野線はほとんど(自分も含めて)こぎれいな人が
乗っていないので、なかなか両サイドとなると難しいが
片方だけどもこぎれいだと心も穏やかだ。


と、慎重に選んだ席であるが、ギャルは二駅目の西国分寺
ぞろっと降りて、こぎれいなギャルがクマ五郎のような
デブリーマンに替わり、当方へ拡張的に新聞を読まれた挙げ句、
当方へ傾きうたた寝という憂き目にあいがちである。