あと戻りできない

明けましておめでとうございますだ。
ちゅうか、もう1月終わるがな。
皆様今年もよろしくお願いします。


昨年末に本社の後輩(学校の後輩でもある)が会社を辞めた。
オイラが本社にいたときに入社面接にも立ち会ったりしたことや
なにげに自分の入社の頃と重なるような気がしていたこともあり
少なからず悲しいというかショックを受けた。
勝手に姿を重ねて「後をついておいで」と思っていたが
その姿に後押しされていたのかもしれない。


でも自分で決めたことだ、後輩には大いに頑張ってもらいたい。
今は新しい職場で頑張っていることだろう。


後輩は事務系の職業への転職を希望していたが、
なかなか苦労したようだ。理由は研究系からなぜ事務系の職種へ
変わるのか?ということらしい。確かにオイラが面接官でも聞くだろう。


「あと戻りできないのだ」と思った。


ふと思い出したことがある。
地元のマブが音楽家なのだが、中学校の担任(美術)とマブと三人で
飲んでいたときにマブが「レッスンプロになる」と言った。
そして担任は「よくやった」というようなことを言った。
その頃のオイラは前に進むことしか頭になかった(今でも!?)ので
そんな二人の会話はさっぱり理解ができなかった。
オイラは中学のときに「環境の仕事をする」と言った。
マブは中学のときに「音楽の仕事をする」と言った。
オイラにとっては「音楽の仕事」=「演奏家」「美術の仕事」=「絵描き」
という単純な図式でしか考えていなかった。


だから「レッスンプロになる」という選択をした理由がよく
わからなかった。今は「身の程を知った」ということなのかと
思っている。そして今の自分は「身の程を知っている」のか?


マブは今「音楽の仕事」をしている。
オイラは「環境の仕事」をしているのか?
もう一度真剣に考えなければ、と思うのである。